プライミーバル 怪獣ファンならとにかく観ろ! な英国ドラマ

 九条小夜子(以下九) 今年の正月にNHKで連日放送された恐竜ドラマ「プライミーバル」。その第2章がゴールデンタイムで放送スタート!
 豊橋ミケ(以下猫) って小夜ちゃん、それ2週間近く前の話にゃ。もう第2話は放送ずみにゃ!
  うう……ごめん。いろいろあってさ……。

 恐竜ドラマって触れこみで放送してるけど、実際には恐竜以外の方が多い。
  でも古生物ドラマよりは恐竜ドラマの方が見栄えがいいにゃ。
   古生物ファンには悪いけどその通りよね。「プライミーバル」はティラノサウルスなどの大スターではなく、一般人なら首をかしげるようなマイナーな生物を選んでくるんだけど、そのチョイスがいいのよ。
  ゴルゴノプスやアースロプレウラなんてマニアでも知ってる人がいるかどうか
  ウチらは「プライミーバル」で初めて知った。
 この番組では「●○をモデルにした」と説明している。
  慎重だにゃあ。確かに絶滅してしまったから、その生態について絶対正しいとはいえないもんにゃ。
  もっとも第2章第2話の巨大ミミズはオリジナルらしいけど。
  軟体動物は化石が残らないからにゃ。
  そう、いないとはいえないよね。

  時空に生じた亀裂が現代と異なる時代をつなげてしまう。そこを通って現代に侵入した生物を相手にニック・カッター率いる対策チームが大活躍という話なんだけど、古生物のチョイスだけでなく脚本もよく練られていて、日本の特撮にありがちな怪獣とストーリーの乖離がない。
  その点、現時点で一番凄いのが第1章の第4話と第5話。
  第4話で災厄をもたらすのはドードーではなく、その中にいた寄生虫。生物自体そのものよりそれについてた寄生虫の方が危険というのは実はあまりない。
 「ウルトラマンダイナ」で1回やってたけど、内容は「プライミーバル」の方が上。
 第5話は翼竜の代表格プテラノドンを先に出しておいて視聴者をミスリードしていた。
  他にも第5話では封鎖する手段がない空に亀裂を作るなど視聴者を「一体どうするんだ?」と思わせて引きつける手練手管は見事の一言だにゃ。
  第1章最終回はサプライズ満載。今までは過去から生物が来ていたけど、今度は未来から進化した生物がやって来る。
  その生物は直接現代に来たわけじゃなくて、ペルム期を経由して来たんだにゃ。そこでニックは軍隊を連れてその生物の子供を未来に送り返しに行く。
  そこで第1話からはっていた伏線が解明されるんだけど、これを書いた脚本家はタイムトラベルをわかってる!
  ゴルゴノプスの襲撃を受け、軍隊は全滅。その後、子供を奪い返そうとした未来生物とゴルゴノプスの一騎討ちという大サービス!
 ニックが帰還して一件落着と思ったら実は未来生物の子供が生き延びていたにゃ。
  そのためにニックと関係を深めていたクローディア・ブラウンが歴史から消滅してしまう。ニックと一緒に過去に行かなかった他のメンバーは誰もクローディアの事を知らない。
  “覚えていない”わけじゃないのがいいにゃ。

  第2章はここからスタート。内容ははっきりいってニック・カッター受難編
 クローディアの存在を主張するニックは皆から白い眼で見られちゃう。
  嫌味な上司レスターから「あの歳で空想のお友達がいるとはな」とまで言われちゃうにゃ。
  歴史が変わったと説明するけど、「もし本当に歴史が変わったなら人一人消えるなんて小規模なものじゃないはずだ」と言われて相手にされない。
  実際には他にもいろいろ変わってるんだけどにゃ。
  そう。第1章では研究者の集まりで、政府の要請に応じて古生物に対応していたんだけど、第2章では政府機関の一員になっている。
 最初からその歴史の中にいた人にとってはそれが当たり前だから変化とは感じられない。
 やっぱりスタッフはタイムトラベルをわかってる。
 第2話からジェニー・ルイスという広報担当官という名のもみ消し屋が参加するんだけど、これがクローディア・ブラウンとうり二つ。ってゆーか役者さんが同じ。
 ニックはクローディアそっくりのルイスに強く惹かれる。
  ルイスがレスターと談笑しているのが気になってしょうがないという感じが微笑ましい。でも意を決して彼女の家に行ってみたら既に男がいて……。
  奥さんには逃げられるし、ここまで女運がない主人公も珍しい
  ニックと同じくらい気の毒なのがオリバー・リーク。
  設定上しかたのない事とはいえ長年一緒にやってきた人に知らないって言われちゃねぇ。って本人には言ってないけど。
 この人、コナーに次いでユーモア担当になりそう。
  実際、レスターとのかけあいでいい味出してるもんにゃ。
  唐突だけどニックの奥さんのヘレン。第2章になってから急速にシガニー・ウィーバー化が進んだと思わない?
 
  「プライミーバル」でやって来るのは古生物だけじゃない。
  第1章第3話では亀裂を通じて古代の海水が流れ込んだり、第2章第2話では古代の空気が流入してストーリーに一役買っていたにゃ。
  異世界から何かが来たり、行ったりする話は日本の方が多いけど、空気や海水に着目した作品は皆無だと思う。その点「プライミーバル」は芸が細かいよね。

  HPでは第2章に出る古生物を既に紹介しちゃってる。
  第1話に「ジュラシクパーク」以降一躍人気者になったラプトルを起用するのはわかるけど第3話にサーベルタイガーのような大物を起用するとは……。
  小夜ちゃんはどんな古生物に出てほしい。
  う~ん、リョコウバトかな。
  え?
  確かに地味だし、単体では弱い。でもリョコウバトは億単位の集団で移動するの。オーデュボンという画家が日記にリョコウバトの大群が3日間ずーっと飛んでいたと書いてるの。
 これが空港にでも現れたらどうなると思う? バードストライクが起こりまくって大変な事になるよ!
 こういう扱い方の方が「プライミーバル」っぽいじゃない。
 
 
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ジャンル : テレビ・ラジオ

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