涼宮ハルヒの引っぱりすぎ エンドレスエイト

 九条小夜子(以下九) ミケ、今週の「涼宮ハルヒの憂鬱」なんだけど……。
 豊橋ミケ(以下猫) 変だよにゃあ。
  「エンドレスエイト」、原作では短編なんだけど、アニメでは第12話から続いている中編になっている。
 第12話はSOS団の日常的な夏休みを描いたもので、原作を知らないウチは箸休め的な一編と思っていたら続く第13話で時間がループしている事が明かされて続く。
  当然個々人の記憶はリセットされているので第14話は第12、13話をなぞる形で進んでいくにゃ。
  第14話を観終わるまでは小説にはない時間というものを利用した上手い演出だと思ったのよ。
 第12話で“型”を提示し、第13話で実は同じ時間が何度もくり返されている事を明かすと同時に視聴者にも疑似体験させる。
  キョンの感じたデジャビュを視聴者にも味わっていただきましょうってことにゃ。
  同じ演技を3回もやらされる声優さんは気の毒だけどね。
  舞台だと思えばいいにゃ。
  第13話で終わらなかったのはどうかと思ったけど、第14話でも終わらなかったのにはびっくりした。
  おかげであたし達もキョン達と同じ衝撃を味わったわけにゃ。
  またくり返されるのか!! ってね。
  普通ならループしているってわかった時点で何らかの対策をとるにゃ。
  もちろんキョン達も対策を話し合ってるよ。打つ手が思いつかなかっただけで。
 視聴者にも体感させるという意味では、第14話でキョンが喫茶店を出ていくハルヒの背中を見つめるシ-ンで焦燥感を共有できたと思う。
 でもね、一応何やってるかはもうわかってるんだからそれを律儀に再現しなくてもいいと思う。
  じれったさを共有させたかったのかにゃ?
  長門以外は記憶をリセットされているって設定だから、前半の登場人物達は何も感じていないはず。
 話を戻すけど、原作ファンには悪いけど、どう考えてもこれは4回も使ってやるネタじゃない。
 ハルヒの心残りを解消すればOKなんだろうけど、それがありきたりなものだったら皆がっかりするよ。
  スタッフは自分でハードルを上げてしまったにゃ。
  それ以前に何で長門の記憶だけがリセットされない事がわかっているのなら、どうして長門に次のループが始まったらすぐにみくるに禁則事項してもらうよう頼まないの? そうすればループに気づくのが早くなって、対応する時間が増えるのに。
  それも禁則事項だったりして。
 それよりもあたしは最終回までず~っと「エンドレスエイト」になるんじゃないか心配だにゃ。
  それはそれで伝説になるけど、ビジネスとしては終りだよね。
 2009年7月10日

  さっき第15話を観たにゃ~。
  「4回も使ってやるネタじゃない」っていったけど訂正します。5回目に突入しました。
  まさかとは思うけど6回目はないよにゃあ……。
  第14話を観終わった後も同じような感想を持ったからな~。何とも……。
 とはいえ今、最も目が離せないアニメになった事は間違いない。
 良し悪しでいえば悪しなんだけど、リアルタイムで「エンドレスエイト」を観られたのは幸不幸でいえば間違いなく幸。この感じは後から観たんじゃ絶対味わえないと思う。
  それでもやっぱやりすぎだにゃ。

 2009年8月27日

  で、二週間前に「エンドレスエイト」がようやく終わったんだけど、さすがに「最終回までず~っと」はなかったけど、前代未聞の8回まで続いてしまった。
  この1件でファンのハルヒ熱は一気に醒めてしまったにゃ。
  まあ、それはウチらが改めていう事じゃないけどね。
  で、今日はまた何で「エンドレスエイト」の話をするのかにゃ?
  実は友人から「今日もやられやく」というブログの事を教わったからよ。
 そのブログにはラジオで涼宮ハルヒを演じた平野綾が「エンドレスエイト」に言及して部分を採録していたの。
  にゃ~。やっぱ声優さんにとっても辛かったんだにゃ~、あれ。
  このコメントだと声優陣も納得できてないみたい。
 「ハルヒ」ってさ、小説では編集者の力関係の都合で、子会社である筈のアスキー・メディアワークスの電撃文庫よりも低い待遇だったんだよね。アニメだって放送中は版元の「ニュータイプ」すら軽視されていた不憫な子だったのよ。
  でもふたを開けたらUHF局であるにも関わらず大ヒット! 日本どころか世界中に知られるキャラクターに育った。
  いうなればアニメ界の太閤秀吉よね。その飛躍はアメリカンドリームにも匹敵する。
  小夜ちゃん、普通、アメリカンドリームの方を先にいうにゃ。
 でも本家秀吉が朝鮮出兵や秀頼に後を継がせようと画策した事で晩節を汚したように「ハルヒ」も「エンドレスエイト」でイメージダウンしたにゃ。
  寄寓よねぇ……ってウチらが勝手にいってるだけだけど。
 もちろん声優陣がそんな事情を知っていたかどうかは怪しいし、知っていたとしても彼らには関係のない事じゃない。とはいえ「涼宮ハルヒの憂鬱」が代表作になっている声優って多いよね。
  平野綾は当然として、茅原実里、杉田智和も「ハルヒ」が代表作にゃ。
  後藤邑子はみくる役で賞を獲ってるし、 「ハルヒ」に出てなかったら「ねっと☆すたー」での白石稔もなかった
  いや、それは……。
  とにかく声優さん達にとっても思い入れのある作品なのは間違いない。で、「エンドレスエイト」ってその作品に自ら泥を塗るような話じゃない。
  確かにそれは不愉快だよにゃあ。
 だいぶ脇にそれたにゃ。
  あ、そうそう。
 前にウチらは声優さんについて「舞台だと思えばいい」っていってたんだよね。
  うんうん。
  あれいった時はさ、声優はプロなんだから割り切って事務的にやるか、舞台のつもりでやるか、どっちにしろ文句をいっても無駄なんだから、その辺は諦めるなり開き直るなりしてやってるんだろうな~って思ってたのよ。
 でも実際は精神的に大変だったみたい。ブログでいった事、無神経だったかも。
 反省してます。
  声優陣は誰もあたし達のブログなんか見てないけどにゃ。

 2009年10月15日

  「涼宮ハルヒの憂鬱」、第2期といっていいのかどうか迷う内容だったね。
  新旧織り交ぜての放送だからにゃあ。
  安藤健二が「封印作品の憂鬱」で心配していた旧「涼宮ハルヒの憂鬱」の封印作品化はなくなったわけで、それは喜んでいい。
  旧作とは異なり、時系列順に放送したけど、小夜ちゃんはどう思うにゃ?
  原作を未読の人には新作版の方がわかりやすいと思う。特に「涼宮ハルヒの溜息」を観ないで「朝比奈ミクルの冒険」を観ちゃうと単なるお遊びにしか見えないと思う。ただ最終回の余韻は旧作の方が勝っている。「サムデイ イン ザ レイン」のツンデレぶりもいいけどやはり「涼宮ハルヒの憂鬱 VI」の盛り上がりには敵わない。この点、これを最終回に持ってきた山本寛はさすがだと思う。
 どっちがいいかはファンによって異なると思う。
  「エンドレスエイト」をいいというのは信者だけにゃ
  ……確かにウチも「エンドレスエイト」は駄目だと思う。でも新作の放送には感謝してるの。
 実をいうと旧作の方は第2話のキョンのダイアローグがうっとうしくて観るのやめちゃったんだよね。その後、皆も知ってる通り大ブレイクしたんだよね。で、いつかは観ておこうと思ってDVDの1巻を借りた直後に放送が始まったんだよね。
  でもその時点では新旧織り交ぜた放送だとは知らにゃかったにゃ。
  そうそう。違いがわかるかもと思ったけど、予告の有無しか違いがなかった。OPも微妙に違っているっていわれてるけどウチは気づかなかった。
 思うんだけど、旧作を観ていたら新作は観ていなかったんじゃないかな。
 だとしたら「エンドレスエイト」を観た時の驚きも味わえなかったわけで、それは惜しいと思う。
  でも「エンドレスエイト」は人に進めにゃいよにゃ。
  そうね。
 OPは新作、EDは旧作の方がよかったな。
 旧作を観ていなかったから、新作を新鮮な目で観ることができた。裏ではいろいろあったと思うけど、ウチは新作が放送された事に感謝してる。

  で「涼宮ハルヒの消失」だけど、観に行くのかにゃ。
  「エンドレスエイト」の影響で「ハルヒ」のブランド力は下がってると思うけど、多くのアニオタ同様ウチも何だかんだいって観に行くんだろうな。
 
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テーマ : 涼宮ハルヒの憂鬱
ジャンル : アニメ・コミック

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No title

 私は今のところ2話目視聴、3話目待機ですが、他ネット上でも大騒ぎになっているので情報は把握してます(^^;)
 「ループ物」と呼ばれるものは確かに1ジャンルを形成していて、私も小説やゲームでいくつか目にしていますが、どちらかというと「望む限り永遠に続く楽園」「経験を蓄積して最終的には困難な状況を打開できる状況」という風に描かれていることが多く、「永遠の閉塞感」というべき恐怖をここまで強烈に表現したのは実はこれまで無かったんじゃないかと思います。まあそれは(少なくとも)4話も消費することで視聴者に物理的にその感覚を疑似体験させるという一種の禁じ手だったわけですが。正直、ハルヒと京アニの今までの実績があったが故としても、よく上が許可したなあと思います。
 でもいい加減終わらないと視聴者が限界なのは同意。そして、かく言う私も「ひょっとして、ひょっとしたら、脚本のネタが無いためにこれで引き伸ばしてるんじゃ……」という謂れの無い不安が心の片隅に残ってるのも事実。ほんと、どうにかしてくれという感じですね(滝汗)

No title

 情報を信頼するなら、ループ部分の脚本は完全に共通だったわけで…必然的に面白くするための負担は声優陣と京アニ製作陣にかかってくる。
 上層部の駄目な方針のしりぬぐいをする現場の人間というのはどこの業界にもある構図とはいえ、確かにすごいプレッシャーだったと思います。
 私も先のコメントでは責任が下のほうにあるようなこと書いてましたし…反省してます。

No title

買ったまま積んでた「消失」を先日読了して間もなく映画版が発表になったんですよね。確かに評判どうり傑作なのですが、どちらかと言うと映像面よりもストーリー重視の話なので、映画上映を見に行くか後日レンタルで見るかはちょっと悩み中。結局見た人間の評価待ちかなあ。

No title

 「ハルヒ」に関してはTVシリーズを考えると未読の状態で観た方がいいような気がします。その逆なのが「戦う司書」。近いうちにブログに書きますが、原作を読んでないと世界観がつかめないみたいです。

ごめんなさい

>「ハルヒ」に関してはTVシリーズを考えると未読の状態で観た方がいいような気がします。その逆なのが「戦う司書」。近いうちにブログに書きますが、原作を読んでないと世界観がつかめないみたいです。
 結局書きませんでした。

涼宮ハルヒの消失

> 確かに評判どうり傑作なのですが、どちらかと言うと映像面よりもストーリー重視の話なので、映画上映を見に行くか後日レンタルで見るかはちょっと悩み中。結局見た人間の評価待ちかなあ。
  先月の29日に観てきたにゃ。
  未読状態で観たけどあらすじを理解する上では支障にならなかったよ。それと「消失」の長門は可愛かったな~。ウチ、マ太郎は放っとけるけど、彼女は放っとけない!
  (吐き捨てるように)この眼鏡スキーが!
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