踏み込みの甘さが惜しまれる 「ウルトラマンX」第19話「共に生きる」

 九条小夜子(以下九) ウルトラマンX」第19話「共に生きる」、冒頭から驚かされたね~。
 豊橋ミケ(以下猫) 宇宙を漂うM1号が出てくるんだもんにゃぁ~。
  他の怪獣同様パラレルな存在かと思いきや「ウルトラQ」の「地底超特急西へ」に出てきたM1号のその後の姿だった。
  「ウルトラゾーン」だって別人だったのににゃあ。
  旧作から直接リンクしてるなんてゲストのウルトラマンを除けばM1号だけだよ。
  登場時は知性があるかどうかも疑わしかったのに今じゃ人類の監視者だにゃ。
  49年間苦労したんだね~。
  M1号の視線の先にあるのはスパークドールズ実体化実験場。そこでゴモラの実体化が行われたにゃ。
  ダークサンダーエナジー対策も万全。実体化できる時間はウルトラマンの変身時間と同じ3分。
 実験は成功し、ゴモラは大地の指示に従う。
  ぺたんこ座りが可愛いにゃ。
  人間が怪獣の鼻先をなでるなんてウルトラシリーズ49年の歴史の中で初めての事だよ。
  初めて怪獣との共存を謳った「コスモス」でもやってにゃいにゃ。
  大地の人生最良の時だね。しかし、ゴモラが人間の言葉を理解できるなんて驚きだよ。
 サイバーゴモラなら人間の言葉を理解できるようにプログラミング可能かもしれないけど実体化だからね。
 Xが来るまで怪獣をスパークドールズにすることはできなかった。
  つまりゴモラは最初からスパークドールズだったって事だにゃ。
  いつ人間の言葉を学んだんだろう?
  実体化は今回が初めてにゃんだにゃあ……。
  スパークドールズ状態の時も意識はあって、その時に聞いて覚えたとしか考えられない。
  身体は一歩も動かせないのに意識だけあるにゃんて辛いにゃあ。
  ゴモラの場合、Xにスパークドールズ化されたわけじゃない。何故スパークドールズになったのかは謎で、恨む相手がいたかどうかもわからない。それを差し引いても相当ストレスたまるよね。指示を無視していきなり暴れ出してもおかしくなかった。
  時間切れ寸前にダークサンダーエナジーが降り注ぐにゃ。
  一時はシールドで防いだものの執拗に降り注ぐダークサンダーエナジー。ついにシールドは破れ、ゴモラはEXゴモラに。
  前回、レッドキングがEXレッドキングになったからやると思ったにゃ。
  早速Xに変身し、ザナディウム光線を放とうとした瞬間、M1号によって異空間のフラスコの中に閉じ込められてしまった。
 もはやEXゴモラを止める者はなく、被害をくいとめるために神木隊長は駆除命令を下す。
  大地にお前が黒幕なのかと訊かれたM1号の答えがいいにゃ。
  「人間らしい考え方だな。都合の悪い事が起きると誰かが悪意を持ってやっていると考える。自分たちがいつもそうしているからだ」
 陰謀論ってたいていこれだよね。
  これってダークサンダーエナジーが悪意によるものではなく自然現象って事?
  他の件とは関わりないって言いたかっただけかもしれない。M1号の台詞だけで判断するわけにはいかないよ。
 怪獣との共存を望む大地に「都合の悪い」存在となったEXゴモラを人間が抹殺する様を見せ、共存などきれい事にすぎないといいたかったのか。それとも人類を試しているのか。M1号の意図は語られない。しかし、彼は懸命にEXゴモラに呼びかけるアスナに心を動かされ、Xを開放する。
 エクススラッシュでダークサンダーエナジーの影響を取り除き、ゴモラを元に戻した。この後、ゴモラが周囲を見回して動揺しているのが興味深い。
  覚えていにゃいみたいだにゃ。
  でも自分がやったって事は理解してるみたい。
 ダークサンダーエナジーの影響下にある状態は人間でいえば心神喪失にあたるのかも。
 ザナディウム光線の発射を促すかのように手を広げるゴモラ。でも発射の直前に時間切れでスパークドールズに戻ってしまった。
 人間にとって危険な存在とどう共存するか? 先月、フランスのテロでISのテロリストが紛れ込んでいるかもしれないとして欧米が移民の受け入れ拒否に舵を切った現在、挑戦的な内容だったと思う。
  撮影時期を考えれば意図したわけではにゃいだろうけどにゃ。
  アスナの呼びかけにEXゴモラは答えなかった。これは信頼だけでは危険に対処できないという意味で、現実的な描写だと思う。安易に呼びかけに応えさせなかった点は評価したい。
 そこまでやったならもう一歩踏み込んで欲しかった。当事者じゃない一般人の反応も描いてほしかった。
  避難が完了していて死傷者は出にゃかったとはいえ相当にゃ被害が出てるだろうにゃ。
  ひょっとしたら「X」最大級かも。
 事件の後の報道を見ると、被害者の遺族が冷静な対応を望んでいるのに直接危害を受けたわけでもない人達が声高に移民の受け入れ拒否や報復を叫んでいるんだよね。変な話だけど、起きてしまった悲劇より起きるかもしれない悲劇の方が恐ろしいのかもしれない。
 現実的に考えればスパークドールズの実体化はもうできないどころかスパークドールズの廃棄を求める運動が起こるるだろう。そういった圧力に対し、大地やXioの面々はどう立ち向かっていくか? そこまで描いてこそ共存の可能性が見えてくると思うんだ。
  でも次はネクサスが登場のイベント編だにゃ。
 
  これには驚いた。ゼロ、ギンガ。ビクトリーにマックスまで出てきたのだから予想して然るべきだったのに想像すらしてなかったよ。
  阿部雄一? アベユーイチ名義じゃいにゃ。
  「ネクサス」は彼がウルトラシリーズに関わった最初の作品だからね。初心に戻ったんだね。
 でも大丈夫かな?
  大丈夫って何がにゃ?
  来年はウルトラシリーズ生誕50周年だよ。その前に歴代ウルトラマンの再登場をやり尽くしちゃっていいのかなあ?
  50周年記念にゃら「ティガ」みたいに全てリセットした新作をやるんじゃにゃいかにゃ?
  だといいんだけど。

 

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テーマ : ウルトラシリーズ
ジャンル : テレビ・ラジオ

tag : ウルトラマン M1号 ゴモラ ネクサス

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