滝藤賢一の「ピンピンポックリ」は日本のドラマ史に残る笑顔だった 2015年のベスト&ワースト

 豊橋ミケ(以下猫) 紋切り型な表現だけど今年ももうあとわずかだにゃ。
 九条小夜子(以下九) ふり返ってみると「ウルトラマンX」の話が多かったねぇ。
  12月にゃんか「ウルトラマンX」の話しかしてにゃいにゃ。
  これが間に合わなかったらまさにそうなっていたんだよね……。
 本当はNHKドラマの「破裂」や「ガールズ&パンツァー劇場版」の話もするつもりだったんだけど、山本弘のブログにウチらのいいたい事がほとんど書かれてたんだよね。それ読んじゃった後だと、ウチらにできる事ってネタばらししかないんじゃないかって気がしてやる気が失せちゃった。
  ヘタレだにゃあ……。
  まずはいつも通りワーストから。


 1 さようなら
 2 スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
 3 アリのままでいたい
 4 日本ローカルヒーロー大戦
 5 マジックマイクXXL
 6 96時間レクイエム
 7 チャイルド44 森に消えた子供たち
 8 王妃の館
 9 トゥモローランド
 10 セッション

  おお、上位4本を邦画が独占だにゃ!
  日本人としては恥ずべき事だよね……。10月中旬までは「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」が1位だったんだ。やっちゃいけない事をやったんだから。でも「さようなら」を観て考えが変わった。
  「仮面ライダー3号」程の掟破りはしてにゃいはずだにゃ。
  うん。確かに。
 「さようなら」は南アフリカ出身の白人ヒロインが恋人の在日韓国人にアパルトヘイトが終った時、黒人達の報復を逃れて日本に移り住んだ事を話し、「白人だって差別されるんだよ」ってほざくんだよね。
  凄い無神経だにゃ。
  報復を受けた事は気の毒だと思う。でもそれは差別じゃないでしょ。南アフリカや差別の話はこの後一切出てこない。ヒロインが南アフリカ出身じゃなくても話はなり立っちゃうんだよね。つまり南アフリカの話はキャラ立ちの道具でしかないんだ。ヒロインの友人は自分の子供を虐待して刑務所に入った事があるんだけど、やはりそれもキャラ立ちの道具でしかなかった。登場人物の過去の全てを物語に反映させろとはいわないし、そもそもそんな事は不可能だけど、差別や児童虐待をキャラのトッピング感覚で扱うのはどうかって思ったね。
  表面的にしか扱われてにゃいんだにゃ。
  そういう事。
 ジェミノイドFが全然活かされてないのも欠点。でも一番の欠点は観ていて苦痛な事。
  「仮面ライダー3号」は苦痛じゃにゃかったもんにゃ。
  マッハの事がなければワーストには入れなかったよ。「さようなら」をほめている映画評論家もいて。ウチにはそれが理解し難い。
 3位、4位は観に行ったウチらが悪いレベル。
  「アリのままでいたい」だもんにゃあ。
  画質が著しく劣るシーンがあるし、バラエティ感覚のナレーションなどはっきりいって劇場でやるレベルじゃない。金をドブに捨てた方が時間を失わないだけまだマシだったかもね。
 4位の「日本ローカルヒーロー大戦」、作った方は満足でしょうね。作ることそのものが目的の映画だったのかも。
  あくまでも作り手にとってだけどにゃ。
  5位の「マジック・マイクXXL」はマコノヒー兄貴が出てないとはいえここまで劣化するとは思わなかった。「XXL」、意外に思うかもしれないけど「映画けいおん!」と構造が似てるんだ。
  えっ!?
  どっちも同性同士のじゃれあいをトッピングしたロードムービーだからね。要所要所でステージに立つ点まで同じ。
  唯たちは脱がにゃいけどにゃ。
  「けいおん!」はキャッキャウフフの底に別れのドラマが潜んでいた。「XXL」はどうか?
 前作の「マジック・マイク」のマイクは男性ストリッパーをする一方、自分が作った家具の販売会社を立ち上げようと試行錯誤したり、後輩の姉との恋など風俗産業と“カタギ”の間で悩んでいたんだ。でも「XXL」にはそういう要素は無い。
 恋人とは別れて独り身、自作家具の販売は破綻こそしていないが順調ともいえない。そこへかつてのストリップ仲間達から誘われ、一緒にコンテストに出場する。それで優勝するのはいい。でもそこで終わっちゃうのはどうなの? これじゃマイクが家具販売から逃げたようにも見えちゃうよ。それでいいの? 「けいおん!」も前作も楽しい時間との決別を描いていたから人の心を打ったのに。マイクは女子高生以下だよ。
 6位の「96時間レクイエム」、このシリーズはもうやめた方がいい。
  そのうち娘まで殺しかねにゃにゃ。
  死人はアポロだけにとどめておいたスタローンは賢かったね。
 7位の「チャイルド44 森に消えた子供たち」は人気ミステリ小説の映画化なんだけど、文庫で上下巻の話を2時間強にまとめたためダイジェスト感が半端じゃない。
  一応ストーリーは理解できるにゃ。
  その点は頑張ったと思う。TVシリーズにした方がよかったんじゃないかな?
 8位の「王妃の館」はコメディとはいえ日本人俳優にルイ14世などを演じさせるセンスを疑う。字幕が嫌なら吹き替えを使えばよかった。
  舞台にゃらよかったのににゃ。
  生憎舞台と映画は違うからね。
 9位の「トゥモローランド」、ブラッド・バード監督の今は悲観的な未来ばっかり。肯定的な未来も描くべきだって考えには同意するけど、それだったら現実的な設定から明るい未来を導き出さなければならなかったんじゃないの? 「トゥモローランド」のオーバーテクノロジーは架空のもの。これって裏を返せばそういう飛躍がなければ明るい未来は来ないって事じゃないの?
  10位が「セッション」ってのは意外だにゃ。
  みんなJ・K・シモンズに騙されてる!
  おいおい。
  彼の演技が凄いのはウチも同意する。それで勘違いしちゃった人、多いんじゃないかな。でもさ、皆が凄い、感動した! っていってるクライマックスだけど、本当にいうべきなのは「お前ら、いい加減にしろ!」だよ。だってあれ、私闘なんだもん。付きあわされる観客や他のミュージシャンはいい迷惑だよ。
 次はベスト10


 1 フォックスキャッチャー
 2 あん
 3 天空の蜂
 4 KANO -カノ- 1931海の向こうの甲子園
 5 キングスマン
 6 アメリカン・スナイパー
 7 アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
 8 ジヌよさらば かむろば村へ
 9 マッドマックス 怒りのデスロード
 10 ピクセル

  1位の「フォックスキャッチャー」はストーリーがいい、キャラクターの造形とそれを表現した役者もいい。
  で、堂々の1位かにゃ。
  2位の「あん」は等身大の差別を描いた静かなる名作。
 3位の「天空の蜂」はテロ事件を通じて原発の危険性を告発しているけど、国や電力会社だけでなく、ウチら消費者にも批判の目を向けているのがいい。
 4位は堂々たる野球映画。
  「バンクーバーの朝日」とは大違いだにゃ。
  移民映画として観れば許せるんだけどね。
 5位の「キングスマン」は新感覚のスパイ映画。ウチは「007 スペクター」よりこっちの方が好き。エルガーの「威風堂々」が流れるシーンの痛快さは今年で一番! 2015年のベストシーンだよ。
 「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」はストーリーだけなら同じマーベルの「アントマン」の方がよかった。でもウルトロンのキャラクターが秀逸なので7位にランクイン。
  ちょっと持ち上げすぎじゃないかにゃ。
  そうかな? 8位の「ジヌよさらば かむろば村へ」は借金返済の督促で死人を出してしまった元銀行員がもう金には関わらないと決心し、田舎へ移住。一風変わった村人達とのやりとりが楽しいとぼけた味わいのコメディなんだけど、所々に人生の深淵が見えるのがいい。
  終盤、松田龍平に「それ貸して下さい」って言われた松尾スズキが「貸すか、バカ!」と怒鳴り返すシーンが最高だったにゃ。
  「バカ!」じゃなくて「バカぁ!」と微妙に伸ばすのがいい。このシーンだけでも入場料を払った価値があった。
  「マッドマックス 怒りのデスロード」は9位。世間じゃトップに挙げている人が多いのににゃあ。
  つまらなくはないよ。だからベストに入れてある。斬新なヴィジュアルイメージに神話的要素も取り入れた設定、凄まじいカーアクション、、ほとんど車で走り回ってるだけなのにちゃんとなり立ってるストーリー。70代の老人とは思えないハイテンションアクション大作だった。ちなみに前作は1985年の「サンダードーム」。
  「怒りのデスロード」を作るのに30年もかかったんだにゃあ。
  という事は次の「ウェイストランド」は2045年かな?
  ジョージ・ミラー死んでるにゃ!
  10位は悩んだよ。最初は「チャッピー」にしようかどうか迷ったよ。
  ニール・ブロムカンプの映画は外れがにゃいにゃあ。
  J・J・エイブラムスと彼が21世紀のハリウッドをひっぱっていくんじゃないかってウチは思ってる。だから彼が脚本を書き、監督もするはずだった「エイリアン5」が制作中止になったのはとても残念。
 「チャッピー」は誰もが傑作と思う映画だけどSFをかじった事がある人から見ればテーマや道具立ては手垢のついたもので新鮮味があるとはいい難い。
  そこで「ピクセル」?
  異星人の誤解から80年代に流行ったアーケードゲームのキャラクター達が攻めてくるってアイデア、よくない? 日本じゃ絶対できないよね。スタッフの80年代アーケードゲームへの愛やオタクの悲願がかなうところや吹き替え版で久々に神谷明の声を聞いたのがよかった。
  今年は客観的な評価というよりはとんがった所や好みで優先した評価が目立つにゃ。
  それかなぁ。上位は客観的に評価した作品が占めているし、好み優先なら「RWBY volume1」と「ガールズ&パンツァー劇場版」を入れてたよ。
  候補には入れてたんだよにゃ。
  「ガルパン」は惜しかった。相手が悪すぎたね。
  全国大会のようにはいかにゃかったにゃ。
  ただミケのいう事もわかるっていうか、もしかしたらそうなのかもって思わないでもない。
  やっぱそうにゃんじゃにゃいか。
  ウチらは評論家じゃなくて、あくまでも個人の意見としてなんだから嫌いな作品がベスト10に入るはずはない。だからベスト10も候補作も好み優先ってことになるだろうね。
 ただ同じ好きな作品の中で順位をつけるとなると個人の趣味よりもテーマ性を重く見ちゃうきらいはある。2014年のベスト10なんだけど、実はウチ、今でも時々「GODZILLA」を1位にすべきじゃなかったかって思っちゃうんだ。
  観た回数は「スノーピアサー」より「GODZILLA」の方が多いもんにゃ。
  ブルーレイも買ったしね。ただ好きな作品といい作品はイコールじゃない。できの悪い子ほど可愛いってヤツでダメな点があるのはわかるけどそれでも好きな作品ってあるじゃない?
  小夜ちゃん、この流れでそれいうと「ガルパン」がダメみたいだにゃ。
  そ、そんな事はないよ。
  ところで今回のタイトルだけど……。
  ああ、どうしてもこれだけはいっておきたくてね。
  本文では一言も触れてにゃいにゃ。
  一応タイトルは挙げていたけど?
  詐欺だにゃ!!

  今年もあと2時間半で終り。
  去年以上にいろいろあった年だったにゃあ。
  参院選以降はもっと大変になるんじゃないかって気がする。
  嫌だにゃあ。
  それはさておき今年一年、当ブログを読んでいただき有難うございました。
  皆様、よいお年を。

 

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