トロールの実在より意外な太陽光線の真実 「トロールハンター」

 九条小夜子(以下九) ミケ、ノルウェーといえば何?
 豊橋ミケ(以下猫) ん~、森、正しくは材木かにゃ。
  う~ん、その回答は狙いすぎで鼻につくな~。ここは素直に福祉とかサーモン、「ミレニアム」シリーズって言おうよ。
  最後のも一般的じゃにゃいようにゃ……。
  じゃあミケはノルウェーが生んだキャラクターとか映画を言える?
  うーん、難しいにゃあ~。
  今回紹介する「トロールハンター」がそうなるかは難しいところだけど、ノルウェーが生んだPOVホラーの怪作なのは間違いない。
  内容はずばり「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」+「仮面ライダー響」だにゃ!
  ここは時期的に「MIB」っていった方が……。
  変身こそしにゃいものの4WDで移動したり、戦うのが山中ばっかりにゃところが似てるにゃ。
  それをいったら「MIB」だって政府の隠蔽工作担当者が主役な点が似てるよー。
  似てるといえば劇中に登場する北欧の山中と日本の山中の風景だにゃあ。
  デジャビュを感じるくらいだったね。ガードレールのある山道、その先で折り重なるように連なる山々……。日本と北欧じゃ気候も植生も違うはずなのに見覚えがあるような風景が次々に出てくるんだよね。
  トロールの実在以上に不思議だにゃ。
  不思議よねぇ。
 もちろん、これだけの映画じゃないんだよ。


 映画は、映画会社に送られたフィルムを再編集したものというふれこみで始まる。
 そのフィルムは学生達が撮ったもので、ノルウェー政府が長い間隠蔽していた事実が隠されていた。
 何とトロールは実在していたのだー!(棒読み)
 隠蔽工作の最前線に立つのがトロールハンターのハンス。特殊部隊出身で、たった一人で人里に近づいたトロールを始末してきた。
  その武器が紫外線ライトだにゃ。
  ジョジョ第2部を思い出すなぁ。
 伝説の通りに石化するのは年をとったトロールで若い個体は爆発する。
  一口にトロールといってもいろいろにゃ種類があるんだよにゃ。
  そうそう。共通点といえば人間よりはるかに大きな身体とテングザルみたいな鼻。
  あと尻尾があるんだけど、劇中ではだらんとぶら下がってるだけで何の役にも立ってにゃいみたい。
  原則一人で暮らしているみたいだけど、マウンテンキングのように群れを作るものもある。
  いにゃいと思って巣穴に入ったらぞろぞろ戻ってきた時はこっちも焦ったにゃあ。
  何せ撮影クルーの身に何かがあった事はもうわかってるから、もしかしたらこれか? って思っちゃうんだよね。でもマウンテンキング達は巣穴に入ったとたんいびきをかいて眠ってしまった。
  これで一安心。後は起こさにゃいようにすれば……と思いきや、マウンテンキング達が鼻をひくつかせ始めたにゃ。
  実はトロールはキリスト教徒の臭いを嫌うんだよね。で、カメラマンがキリスト教徒だった。隠れていてはジリ貧とハンス達は紫外線ストロボだけを便りに強行突破を試みるけどカメラマンは殺されてしまった。
  後任のカメラマンを募集したところ、来たのはイスラム教徒の女性。ハンスも前例が無いからどうにゃるかわからにゃいと言う。
  イスラム教とキリスト教って別物と思われてるけど、コーランって旧約、新訳聖書を踏まえてできたもので、ヤハウェとアラーを同一視してるんだよね。イスラム教徒から見れば地続きなんだ。トロールが反応する可能性はゼロじゃないと思う。
  結局その辺は映画じゃわからにゃかったにゃ。
 話はそれるけど、マウンテンキングって「チキチキマシン猛レース」に出てにゃかった?
  岩石オープンだったかな? ってそれは他人の空似。


 映画のクライマックスは60メートル級の超大型トロールヨットナール退治。
 4WD車の屋根に載せた紫外線ライトと手持ちの紫外線ストロボでついに倒すんだけど、その最中にヨットナールの足の間を車で走り抜けるシーンがあったのよね。
  凄い迫力だったにゃ。
  そう。成功してた。だから悔しいっ。
  へ?
  「ゴジラVSビオランテ」の脚本に同様のシーンがあったのよ。皆さん知っての通り映像化はされなかったけど、ゴジラが先にやっていた可能性があっただけにもう、もう……。
  はいはい。
  ヨットナールを倒した直後、ハンスの後始末をしていた役人達が駆けつける。
  彼らはトロールによる被害を熊や竜巻のしわざに見せかけていたんだにゃ。
  ポーランド塗装社という外国企業に熊の調達を任せるシーンがお気に入り。
  熊の足形が付いた棒と靴で足跡を偽装しているシーンはおかしかったにゃ。
 役人は持ち込まれた熊を見て、「ノルウェーの熊じゃない」って怒るんだけどポーランド塗装社はどこ吹く風。
  トロールの事は知らないのか、そういうキャラなのか始終能天気な人達だったねぇ。
 役人達が撮影クルーを拘束したところで映画は終り。
  てっきりトロールに殺されるものと思ってたからこれは意外だったにゃ。
  だよね。現場のトップらしい人は撮影にいい顔をしてなかったけど、他の人は協力的で、質問すればペラペラ喋ってくれたもんね。
  隠蔽工作をやってるって自覚があるのかにゃ?


  この映画、トロールの描写だけはしっかりしてるっていいたいんだけど、トンデモな場面があって、怪獣好きのウチもさすがにそこばっかりは擁護できない。
 トロールから採取した血を検査のために獣医の所に持ち込むんだけど、その際、獣医が何故トロールは紫外線を浴びると爆発、石化するかを説明してくれるんだけど、この説明がメチャクチャ。
  何せ太陽の光の中にビタミンDが含まれてるにゃんて言うんだもんにゃあ。
  太陽の光の中にはビタミンどころかどんな物質だって無いよ! ビタミンDは太陽光線を受けた皮膚の中で作られるの! それを間違えたのかな? とにかくトロールの体内でビタミンDが急激に増えるとガスが発生し、急膨張する。それに耐えられず爆発するんだって。ビタミンDの出どころさえ間違えなければいい説明だったのにね。
  いや、ただ日光を浴びると体内でガスができて膨張するっていうだけにした方がボロを出さにゃいですんだんじゃにゃいかにゃ……。
 爆発はまだいいにゃ。石化の説明にゃんかもうわけがわからにゃいにゃ。年をとったトロールが紫外線を浴びると今度はカルシウムが増えるそうだにゃ。
  ビタミンDはもういいの? ウチの知る限りカルシウムと太陽光線には何の関係も無いんだけど……。急激にカルシウムが増えたために骨の成長が促進され、結果、全身が骨化するっていうんだけど、それだったら急成長した骨が外の筋肉等を押し出して、爆発四散するんじゃないかな~。どうして筋肉や内臓まで骨になっちゃうのかさっぱりわからない。
 下手に科学的な解説をして墓穴を掘ったね。惜しいなー。
  柳田理科雄みたいに何でも科学的に説明すればいいってもんじゃにゃいにゃ。



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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
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