日英怪獣対決 「MM9」対「プライミーバル 第3章」

 豊橋ミケ(以下猫) 今年の夏は日栄の怪獣ドラマがテレビに登場にゃ!
 九条小夜子(以下九) 日本が送るのは山本弘原作の「MM9」
MM9MM9
(2007/12)
山本 弘

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主役は怪獣による被害を最小限に防ぐべく、その生態を解明し、その進路を予測する気象庁特異生物部対策課略して気特対。対する英国が送るのは当ブログでも取り上げた「プライミーバル 第3章」
 奇しくもどちらも怪獣に対応するのは生身の人間。それも戦闘のプロではない点まで一致してる。

  「MM9」の冒頭のナレーションは「ウルトラQ」の石坂浩二にゃ。
  朏万里という新キャラが加えられている以外は基本設定は原作と同じ。でも原作に忠実というわけじゃない。
  予習のつもりで原作を読んでから観たんだけど、結構違和感があるにゃ。
  そう。原作からはコンセプトだけいただいたって感じだね。キャラクターの性格も醒めたものに変わっている。
  「パトレイバー」を実写化したような雰囲気だにゃ。
  そうだね。気特対のメンバー同士の雑談や第2話の灰田とおばちゃんの会話、万が一のために防衛庁にも連絡すべきという室町を久里浜が「貸しを作るわけにはないかない」と止める場面とかね。
  原作と違って1、2話では怪獣らしい怪獣が出ないのが残念だにゃ。
  原作の第1話でも上陸はしないけどね。正体を明かした後は海上自衛隊にお任せだった。
  TV版第1話では卵、第2話では動かにゃいと思っていたサンプルが筑波の研究所から逃げ出すって話だったにゃ。
  第1話の実質的な脅威は人間だったし、第2話は逃げ出したサンプルよりも朏とさくらの関係に焦点が当たっていた。
 さくらは最初は朏に対し、タメ口をきいていたんだけど、危険を顧みずサンプルを捕えようとする朏の姿勢を見て、彼女なりの敬意を払うようなる。これってバディムービーの構造よね。
  それに気づいた朏の反応が可愛いにゃ。
  予算が無いのも原作通り。
  いや、原作以上にゃ。原作では4億円もする水中ロボットS-1を持ってたにゃ。それに対しドラマ版の方は重機を借りる金も無いから手作業で怪獣の卵を掘り出していたし、車もワゴン車1台しかにゃいから、先に筑波に行ってしまった朏とさくらに合流するために灰田は電車とタクシーを使っていたにゃ。
  それも新幹線とかじゃないのよね。あと、サンプルを捕えるために液体窒素を浴びせなくちゃならなくなるんだけど、そのために用意したのが……。
  ひしゃく!
  これはこれでイイ!
 朏の登場で損をしているのが灰田。
  原作での役割を全部朏に持ってかれちゃったにゃ。
  第2話なんか電車内でのおばちゃんとの会話がなかったら出オチで終ってたよね。
  あれのおかげで気特対がどう思われてるのかがわかるにゃ。

  第1、2話は登場人物の紹介に終始していた。それはいいんだけど、これだと原作を読んでいない人にはMの脅威がわからない。
  原作でも第1話の怪獣は大した被害は出してにゃいにゃ。
  それでも地の文で解説したり、さくらに気特対に入った動機を語らせる事で怪獣の脅威が漠然とでも伝わるようにしている。ドラマ版ではMとは何か、その説明がないんだよね。
  出てくるのが卵やサンプルだもんにゃ。ビジュアル的には弱いにゃ。
  でしょ? Mが何なのかわからないって事はその恐ろしさも伝わってないって事じゃない。だからドラマ版第1話だけ観た人には朏の危機感が伝わらないから彼女が何であそこまでやるのかがわからない。
 第1話は世界観を伝えるためにも怪獣らしい怪獣を出すべきだと思うんだけどな。
 
 原作が怪獣に重点を置いているのに対し、ドラマ版は登場人物に重点を置いているように見えたね。ドラマ全体がそうなのか、1、2話の監督が古厩智之だからなのか、それは見続けていかないとわからない。
  今のところ怪獣ものらしいのはEDだけにゃ。
  原作に出た怪獣達を影絵アニメで出している。
  ヒメは出ないって前からいってたのににゃあ。
  ファンサービスじゃない? 原作のラスボスのクトウリュウだって怪しいよ。

 さて、次は「プライミーバル 第3章」の話ね。 
  日曜朝10時50分という時間帯に局の「子供向け」意識が見えてちょっとへこむにゃ。
  けど番組自体は全10話とスケ-ルアップしている。

 第3章では過去にも亀裂が発生していて、それが伝説や神話の怪獣の元ネタになったという設定を導入。実はウチ、亀裂ならUMAを無理なく説明できるからいずれネタにするだろうと思っていたんだけど、まさか神話や伝説の世界にまで踏み込むとは。
  小夜ちゃんの斜め上をいったにゃ。他にも第1話には謎のアイテムも出てきてオカルト色が一気に濃くにゃったにゃ。
  マグネタイト製の太陽の籠や英国特殊部隊が入手し損ねた謎の金属とかね。
  てっきり過去の話だと思っていたらラストでカメラが引いて実は未来の話だったとわかるシーンにはうにゃったにゃ。
  それを手に入れようとしていたのがMI6のクリスティ・ジョンソン。
  初めてレスターも頭が上がらない人物が出てきたにゃ。
  過去にレスターと何かあったみたい。他にもカッター達の護衛兼戦闘担当のベッカー大尉と考古学担当のサラ・ペイジが参入。
  本人はエジプト神話の解説のつもりにゃのにグロ話ににゃっちゃって子供達にドン引きされるにゃどキャラが立ってるサラに比べ、ベッカー大尉は地味だにゃあ。せっかくの初登場シーンもレスターの方が目立ってたし。
  さんざん嫌味を言っておきにゃがら最後に「第二のスティーブン・ハートを出すな」って台詞でしめるところがにくい。
  レスターって実はツンデレ?
  話をアイテムに戻すね。マグネタイトの性質から亀裂が磁力の影響を受ける事も判明。さらに太陽の籠に電流を流す事で亀裂の磁力を弱める事に成功。さらに神話や伝説の怪物の起源を特定した事で亀裂の発生パターンのモデルを作り、亀裂の発生の予測に成功した。
  徐々にだけど亀裂のコントロールに成功してるにゃ。

 謎やキャラクターもいいけど「プライミーバル」といえばやっぱり古代生物。
  第1話に出てくるのは怪物アメムトこと古代ワニ。プリスティカンプススという二足歩行もできるワニ。
  短い時間だけど立って歩いてたにゃ。さすがに不自然だったにゃ。
  でもなんかカワイイ。
  えっ!?
  水温の差から古代ワニはテムズ河に長く潜っていられず、再上陸。故郷に帰るべく亀裂を目指す。他の番組では見落としがちな環境の違いに着目しているのはさすがだよね。
 さらにこれから放送される第7話にはドラゴンそっくりのドラコレックスという恐竜が登場。
  さすがにこれは創作だにゃと思って調べてみたら実在したにゃ。
  さらにトリを務めるのは何と人類の祖先!
  過去にラプトルやアヌログナトゥス等を殺していたけど、さすがに人類の祖先は傷つけたらまずいにゃ。
  そういやレスターお気に入りのコロンビアマンモスはどうなっちゃったんだろ?
  さぁ……。
 
  第2話まで観た段階ではイギリスに軍配を上げるね。とはいえ「MM9」は平成ガメラの樋口真嗣が総監督だし、これからに期待したいね
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テーマ : 特撮
ジャンル : テレビ・ラジオ

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