17年は「ウルトラマンジード」!

 九条小夜子(以下九) なるほどなぁ~。
 豊橋ミケ(以下猫) 小夜ちゃん、何に感心してるにゃ?
  ウルトラシリーズの新作が発表されたのよ。
  ああ、「ウルトラマンジード」だにゃ。

ウルトラマンジード速報

  何と彼は悪のウルトラマンであるウルトラマンベリアルの息子なんだって。それで合点がいったのよ。
  どういう事?
  今やってる「ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE」はこのための布石だったんだなーって。
  にゃるほど。ベリアルと一番多く戦ってきたのはゼロだもんにゃ。彼の活躍を追えば当然ベリアルの事もにゃぞることににゃるにゃ。
  そういう事。
 ジードは父親が悪の化身って十字架を背負っているわけで、彼に葛藤を強いる結構ハードなストーリーになると思う。
  PVを観たけど「親は親、俺は俺。関係ない」って感じじゃにゃくて、親子対決を思わせる内容だったにゃ。
  「ウルトラマンオーブ」の第12話から第17話は自分の中の攻撃性や破壊衝動を認め、どう折り合いをつけていくかって話だった。ぶっちゃけ「ジード」の前半はそれを深化させたものになるんじゃないかな。
  前半?
  「オーブ」では闇といっていた自分の中の負の面を克服した証として最終フォームになるときれいにまとまると思うんだけど。
 それとベリアルの息子を主人公にしたんだから親の仇であるゼロとの絡みもあるはず。
  前半、ノルマが多くて大変だにゃ。
 今までは一話完結方式だったけど、「ジード」は「ネクサス」みたいに連続性の強い構成ににゃるのかもしれにゃいにゃ。
  シリーズ構成にいきなり特撮初挑戦の乙一を迎えているくらいだもんね。今回の円谷プロは攻めの姿勢だよ。それぐらいのチャレンジはありだと思うね。
 変身アイテムのジードライザーを見るとXやオーブのように過去のウルトラマンの特徴をジードも持ち合わせているみたいだね。

変身アイテムジードライザー

  旧作のヒーローにもスポットが当たるいい設定だもんにゃ。「オーブ」だけじゃもったいにゃいにゃ。
  ジードの人間体である朝倉リクを演じるのは若干16歳の濱田龍臣
  あれ? 濱田龍臣って確か……。
  そう。「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国」にナオ役で出演していたの。
  それって……。
  うん、息子と親の仇の一人の両方を演じる事になる。日本芸能史でもかなり珍しい事例じゃないかな?
  朝倉リクが地球人として育ったのか、地球人のふりをした宇宙人にゃのかはまだわからにゃいけど、どっちしろ何故地球に来たかが気ににゃるにゃ。
  ベリアルが地球に来た事は無いから朝倉リクが地球で産まれたって事は無いと思うな。子供を作る時間があったとしたら「銀河帝国」の時しかないから地球人のふりをしている宇宙人って設定になると思う。
  「ウルトラマン列伝」の新撮パートで復活したんじゃなかったっけ?
  「ウルトラマン列伝」は確かに円谷公認だけど、新撮パートをオフィシャルって考えるのはどうかと思うな。
 まあ朝倉リクの素性についてはTVシリーズで明かされるし、何の手かがりもない状態で議論しても無駄だと思うよ。7月の放送スタートを楽しみに待とう。
 でも現時点で確実に間違いないといえる事が一つある。
  ? それは何にゃ?
  母親は出てこないって事。ゼロもそうだったしね。
  アンヌではありえにゃいだろうけど、他の女だったらオールドファンが起こるもんにゃあ。


  



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没後10年企画なのに…… 池袋・文芸坐 「実相寺昭雄特撮オールナイト 第2夜」

 九条小夜子(以下九) 3月18日に池袋文芸座で開催された「実相寺昭雄特撮オールナイト 第2夜」に行ってきました~。
 豊橋ミケ(以下猫) トークショーのゲストは上映作品を選んだ映画評論家の樋口尚文と「ウルトラセブン」のアンヌを演じたひし美ゆり子、後期実相寺監督作品に多く出た女優の三輪ひとみだにゃ。
  さらに実相寺作品の多くでカメラマンを務めた中堀正夫が途中から参加。実は上映作品に唯一関わっている人なんだよね。
  そういう事いわにゃいっ!
  三輪ひとみと実相寺昭雄の組み合わせといえば90年代に江戸川乱歩作品を映像化した「D坂の殺人事件」だね。
  三輪ひとみは小林少年を演じていたにゃ。
  ストーリーにはあんまり絡まないんだけど、嶋田久作演じる明智小五郎の“お稚児さん”なんじゃないかと邪推させるシーンがあったね。でも一番強く印象に残ったのは……。
  ラストシーンだにゃ。
  事件が解決した後、真田広之演じる贋作作家蕗谷が使っていた口紅を手に取り、紅をひく。映画は小林少年の意味ありげな微笑みを映して終る。
  その妖艶にゃこと!
  蕗谷は贋作を作る際、女装した自分自身をモデルにした。また、蕗谷は必ず贋作を二つ作り、一つを本物と称して依頼主に渡し、本物は破棄してしまうんだよね。実相寺版「D坂の殺人事件」は偽物の本物に対する屈折した想いを描いた作品でもあるんだ。ウチがいった事を踏まえてラストシーンを観ると、いろいろと想像をかきたてられるよね。
 ウチは「D坂の殺人事件」は実相寺昭雄の後期の代表作だと思う。
  小夜ちゃん、小夜ちゃん。
  ああ、そうだったね。危なく上映してない作品の事を延々としゃべり続けるとこだった。ありがとね。


 トークショーの前半はひし美ゆり子の独壇場。まずは円谷プロ成田亨が和解か? って話。
 発端は青森県の団体青森ねぶたウルトラノ會がウルトラセブンとエレキングのねぶたを青森ねぶた祭に出すために始めたクラウドファウンディング
 デザインの権利問題でもめて、長い間絶縁状態だったんだよね。円谷プロ成田亨の功績をなかった事にしようとした時期もあった。成田亨の著書「特撮と怪獣 わが造形美術」によると、円谷プロがやるはずだった演劇や万博絡みの仕事の三つか四つを成田が代わりにやったので円谷プロの怒りを買った事があったんだって。そういう事も影響してると思うよ。

 特撮と怪獣 わが造形美術

  「特撮と怪獣 わが造形美術」には90年代か80年代後半に当時の円谷プロ社長の円谷皐と満田かずほが新しいウルトラマンのデザインを頼みに来たんだけど、ギャラの面で折り合いがつかにゃくて流れちゃったって話も載ってたにゃ。
  その話を信じるなら少なくとも一度は和解のチャンスがあった。それも円谷サイドから話を持ち出した事になる。
  結局お金の話でダメににゃっちゃったけどにゃ。
  この問題、今でも変わってないんだよね。ウチはデザインは作品の成否を左右するものだからデザイナーにも権利を認めるべきって成田亨の主張はもっともだって思うんだけど。
  でも最初はダサーって思っていたデザインが観ているうちにかっこよく見えてくるって事もあるにゃ。
  確かにね。
  そうにゃるとデザイナーだけの功績とはいえにゃいんじゃにゃい? 演出や特撮作品ならデザインを立体化した造形作家やアクションを担当したスーツアクターにも功績があるにゃ。
  そうなるねぇ。
  そうにゃると彼らにも権利を認めにゃいと駄目にゃんじゃにゃいの?
  ミケのいう事にも一理あると思うけど、そうなると権利者が増えちゃって、一人当たりに入る額が激減しちゃうかもしれないよ。
  難しいにゃー。
 でもまずはめでたいにゃ。
  ひし美ゆり子が何度も冬木透って言い間違えてたのはご愛敬だけどね。
 ひし美ゆり子は円谷プロのサイトの文言から両者が和解したって言ってたけど、ウチはどうかな? って思ってる。
 彼女が和解の根拠にしているサイトの文章って実は円谷プロが書いたものじゃなくて、青森ねぶたウルトラノ會の公式サイトの文章を転載したものなんだよ。
 ねぶた祭にセブンとエレキングのねぶたが出れば円谷プロにとってもいい宣伝になるから悪い話じゃないし、成田亨との確執を理由に協力を断ればイメージダウンも考えられる。
 そういった計算がはたらいて、ねぶたにだけは協力することにしたのかもしれない。
  それじゃあ……?
  和解ムードは上辺だけかもしれない。
  そんにゃあ……。
  確かに昔の円谷プロだったら成田亨の名前は出さなかったかもね。転載とはいえ成田亨の名前と彼を讃える文章を公式サイトに載せたのは軟化の兆しかもしれない。


 続いてこれはあくまでも希望なんだけど、実相寺昭雄が監督した第12話「游星より愛をこめて」の封印解除にも話が及んだ。
 安藤健二の名著「封印作品の謎」によると、1970年、小学館の学習雑誌の付録のカードの絵柄の中に第12話に登場するスペル星人があった。その肩書は「ひばくせい人」だった。付録を見た娘からこの事を教えられたジャーナリストが被爆者差別ではないかと小学館に抗議したのが発端なんだ。この抗議が新聞に取り上げられて騒ぎになり、円谷プロは第12話封印したんだ。
  え、それじゃ作品は悪くにゃいの?
  そうなるね。そもそも「セブン」の放送は67年秋から68年秋までだし。
  作品に問題があるにゃら2年も経ってから騒ぎににゃるのはおかしいにゃあ。
  でしょ? 原因を作ったのは小学館で、円谷プロはとばっちりを受けたといっていい。
 数年前に被爆者団体が許すって趣旨の話をしているし、トークショーで知ったんだけど、原因であるカードを作った小学館も「もういいんじゃない?」と言ったうえに「50周年の今年に解禁すべきじゃないか」とまで言ってるらしい。
  こうにゃると後は円谷プロ次第だにゃ。
  まさにその通りなのよ。でも円谷プロがどう思っているかははっきりしてないの。
 誰かが「満田かずほが解禁は難しいと言っていた」と言ったけど、それは昔の話で、今は変わっているかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
  何もわからにゃいんだにゃ。
  でもフィルムのデジタルリマスターはもう終わってるらしいよ。
  じゃあGOサインさえ出ればいつでも公開できるにゃ。
 そういえば第12話封印はキリヤマ隊長を演じた中山昭二も知らにゃかったみたいだにゃ。
  生前、ひし美ゆり子に「12話がどうかしたのか?」って電話で訊いたそうな。それで事情を話したうえでファンから贈ってもらったビデオをダビングしてあげたんだって。
  意外と知らにゃいもんだにゃあ。
  昔は今以上に特撮の立場って低かったからね。出演した事を封印しちゃう俳優さんもいたし、撮影、放送が終わったら後は我関せずって事も多かったと思うよ。
  ビデオといえば昔はダビングにダビングを重ねた結果、相当画質が低くなってしまったものが第12話というだけで高値で売られていたそうだにゃ。
  ひし見美ゆり子の元にはファンから贈られたハワイ版、北米版、ヨーロッパ版の第12話のビデオがあるんだって。
 ビデオデッキができる前に封印されちゃったから日本での本放送や再放送の録画が存在するとは考えにくい。円谷プロが保管していたフィルムが裏に流れたらしく、ひし美ゆり子が友達に渡すためにファンに頼んでダビングしてもらう時、出所は言わないで下さいって口止めされたらしいよ。
  12話に限らず会社から流出したって話は多いにゃあ。
  ウチは実物を見た事は無いけど、台本はおろか撮影用のマスクまで売りに出されていたって噂があるし、アニメだけどサンライズで内部の人がネット等に作品のネタバレ情報を流す事はよくあった。
  あたし達が観た12話もそんなビデオの子孫だろうにゃあ。
  幸いウチは買ったんじゃなくて友達から焼いたDVDをもらったんだけど、やっぱり画質は悪かった。でも今では画像編集の技術が進んで、プロじゃなくてもリマスターできるようになったので、裏とはいえ昔とは比べものにならない程きれいになっているんだそうよ。
  Youtubeで観れたりして。
  観られるかもしれないよ。画質の低いビデオを高い金を出して買った人はお気の毒さまだね。
  小学館じゃにゃいけど「ウルトラセブン」も今年で50周年。被爆者団体ももう問題ないっていってるんだから解禁してもいいんじゃにゃいかにゃあ。
  ほんと、そうだね。12話は作品自体には問題は無いんだから。ただ円谷プロには「怪奇大作戦」の第24話「狂鬼人間」もあるから……。
  森田芳光の「39 刑法第三十九条」を先取りしたヤツだにゃ。
  右翼団体も関わってるって噂もあって、問題の深さは第12話の比じゃない。今もなお関係者の口は固く、封印の過程には謎が多い。第12話を解禁すれば「狂鬼人間」に波及するかもしれない。それで円谷プロは難色を示しているのかもしれないね。
  やはり50年もやっていると暗い面もあるにゃあ。
  手探りでやってた時代だからね。過ちもあったろうさ。


 「怪奇大作戦」つながりでオールナイトの話に移ろう。
 オールナイトのトップバッターは「怪奇大作戦」の第4話「恐怖の電話」、第5話「死神の子守唄」、第23話「呪いの壺」、第25話「京都買います」では実相寺昭雄監督作品。「ウルトラマン」、「セブン」では見られなかった仏像や木造建築等への愛着が見られる。
 円谷プロつながりではトリを飾った「実相寺昭雄監督作品ウルトラマン」。監督作品には違いないけど、映画そのものにはあんまりタッチしてないんじゃないかな。
  何でそう思うのにゃ?
  BGMの使い方ね。怪獣との戦いの場面に主題歌や「ディスコウルトラマン」を被せるなんて実相寺昭雄らしくないじゃない。
 他には実相寺昭雄がパイロット版を担当し、卒塔婆攻撃や宇宙人を追って商店街を疾走する場面をゲリラ撮影した伝説の特撮番組「シルバー仮面」から第1話「ふるさとは地球」、第7話「青春の輝き」、第8話「冷血星人の呼び声」、第9話「見知らぬ町に追われて」、第10話「燃える地平線」の五話を上映。第1話は前回のオールナイトでも上映したんだけど、樋口尚文のたっての要望で今回も上映することになったんだって。
  あたし達は前回、都合が悪くて行けにゃかったから助かったにゃ。
  ウチらは「シルバー仮面」の伝説は知っていたけど、実際に観たことは無いからね。第1話といえば作品の基本設定を紹介する基礎編。観られるならそれにこしたことはないよ。
 で、第1話なんだけど、チグリス星人の着ぐるみが本当に燃えちゃって、撮影に支障をきたした事ややたら暗い画面が話題になっているけど、ウチは主人公の一人春日光三の言動が忘れられない。
  確かにあれは強烈だったにゃあ。
  「シルバー仮面」の初期は父が残した光子ロケットのエンジンをめぐる宇宙人と主人公の春日兄弟との戦いを描いている。
 光三はよくいえば血気盛ん、悪くいえば短気で思慮が足りないトラブルメーカーなんだ。
 彼のインパクトが強すぎてタイトルロールのシルバー仮面に変身する次男の春日光二や司令塔である長男の春日光一は影が薄い。
  妹はいつの間にかいにゃくにゃっちゃうしにゃ。
  いいのか、それで?
 第1話冒頭で早くもチグリス星人に家を破壊されてしまう春日一家。光三は人間に化けた宇宙人を見破ることができるサングラスで自分達を見張っているチグリス星人を見つける。
  喫茶店でコーヒーを飲んでたにゃ。
  光三は先手必勝とばかりコーヒーブレイク中のチグリス星人に殴りかかるが、チグリス星人は尻尾を出さず、被害者を装い続けたため、光三は警察に捕まってしまう。
 こういうとチグリス星人の卑劣な罠にはまった哀れな主人公みたいに見えるでしょ?
  実際そうにゃんだけど、宇宙人が人間に紛れて暗躍しているって妄想にとりつかれたトンデモさんにしか見えにゃい。
  チグリス星人役の俳優さんがいかにもする賢そうなのに殴られてる時だけ弱々しくて哀れっぽくなるのがいい。
 第7話では疑心暗鬼になった光三が武器の売買もしている叔父を宇宙人の手先と疑い、置き去りにしたり、プールに落ちても助けないなどひどい仕打ちをする。
  第1話でも焼け出された兄弟を心配して訪ねてきてくれたのに武器商人だからって罵詈雑言を浴びせていたにゃ。
  叔父さん、よく縁を切らないなぁ。
 第10話の「燃える地平線」では何故か宇宙人達は旧日本陸軍を連想させるコスチュームに身を包み、兄弟の父の研究所に絞首刑の死刑台を作っちゃう。
  何考えてんだろうにゃあ?
  こう書くと突拍子もない描写が続く変な番組だって思うかもしれないね。実際、ウチも何度か失笑しちゃったし。でも第9話の「見知らぬ町に追われて」はそんな印象を吹っ飛ばすハードな快作。
 宇宙人は春日兄弟に化け、マシンガンを手に市民の殺害をくり広げる。
  警察に春日兄弟を始末させるためだにゃ。
 九 警察と宇宙人から逃げ回っていては未来は無いと決心した春日兄弟は自らの手で宇宙人達を倒し、潔白を証明する。ニセ春日兄弟は合体し、宇宙人の本性を現す。
 ウチはニセ春日兄弟を倒した時点で物語は終ったんだから、シルバー仮面と宇宙人のバトルは蛇足か、子供向けのサービスかと思っていたら思わぬ結末が待っていた。
 本物の春日兄弟を追っていた警部は宇宙人を目撃し、自分もそれが真実だと認めておきながら、大衆は信じないだろうと言って事件を同じ人間の仕業として報告する。
  倒された宇宙人、身体から火花をあげていたけど、完全に消滅したようには見えにゃかったにゃ。
  うん。完全に燃えてしまったとしてのも燃えカスを分析すれば宇宙人だと証明できたかもしれないね。でもあの警部はそんな事しないだろうね。人は信じたいものを信じる。宇宙人の存在を公表したために起こる軋轢よりも、隠蔽で得られる安寧の方を選んだんだ。
  おかげで春日一家は彼らだけで戦い続けにゃければにゃらないにゃ。
  シルバー仮面が手近にあった卒塔婆で宇宙人を攻撃するシーンばかりが話題になってるし、そのシーンじゃウチも笑っちゃったけど、主人公以外の人達、普通の人達に向けられた冷徹な視線の方も話題にすべきじゃないかな?
 確かに「シルバー仮面」にはいたらない点が多く、傑作とはいえない。でも第9話は高く評価していいと思うよ。
  ふり返ってみると没後10年の実相時昭雄をしのぶ夜というよりは特撮の闇をのぞく夜みたいだにゃあ。




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分身以上二重人格未満 「仮面ライダーエグゼイド」第14話「We’re 仮面ライダー」

 豊橋ミケ(以下猫) 今回は「仮面ライダーエグゼイド」の話だにゃ。
 九条小夜子(以下九) いや~、正直、またブログで取り上げるとは思ってなかったな~。
  おいおい。
  駄作とはいわないけど正直、「クウガ」や「アギト」、「555」と比べると……。
  平成初期と比べちゃ可哀そうにゃ。せめて昨年の「ゴースト」と比べるにゃ。
  その「ゴースト」だって1クールが終らないうちから着ぐるみの使いまわしはしなかったよ。
  う~ん、確かに。でもそれが駄目っていうにゃら「大怪獣バトル」以後のウルトラシリーズは全部駄目ってことににゃっちゃうにゃ。
  確かにミケの言う通りだね。でも敵キャラってスーパーヒーローもののもう一つの華じゃない? 「X」みたいに敬意をもって扱ってくれるのならいいけど、ライダーの場合、平成に限らず怪人の扱いが雑だから……。
  確かに再生怪人とか春の映画じゃ設定を無視した使われ方してるもんにゃあ。
  コラボスバグスターが連続して出てきた時は平成の「マシンマン」か「サイバーコップ」かと思ったよ。
  何で?
  あれも同じ敵キャラに多少のかぶせ物をして使いまわしていたからよ。まさか1クールが終らないうちから敵キャラの使いまわしが始まるとは思わなかったな~。
  が、「鎧武」もそうだったにゃ。
  うん、「エグゼイド」も「鎧武」もライダーが多かったね。でも「龍騎」や「カブト」も登場ライダーは多かったけど、「エグゼイド」や「鎧武」よりは怪人は多彩だったよ。
  相当予算が苦しいんだにゃ。

  第14話「We‘re 仮面ライダー」のキモは何といっても前回ラストで登場したエグゼイドの新ヴァージョンダブルアクションゲーマーレベルXX。
  分身して戦うってのが斬新だにゃ。
  「仮面ライダー龍騎」のトリックベントがあるよ。
  あ、ディケイドもそれで分身してたにゃ。
  他にも「仮面ライダー剣」のギャレンがジェミニのラウズカードで分身して攻撃してたよ。
  にゃーんだ、平成ライダー史上初ってわけじゃにゃいんだにゃ。
  いや、ミケ、そうじゃないのよ。同じ分身でもダブルアクションゲーマーレベルXXとトリックベントやジェミニは違うのよ。
  え、どこが?
  ジェミニやトリックベントは忍者漫画の分身の術の様なもんだったじゃない?
 目くらましではないけど、分身は本体と見分けがつかず、人格も持っていなかった。
  そりゃ分身だからにゃ。本体と違ってたら……あ!
  わかった? ダブルアクションゲーマーレベルXXの場合、あっちが分身でこっちが本体っていえるものじゃないのよ。身体の色がオレンジの方をR、ブルーの方をLって呼ぶけど、一目でわかるような配色の上、性格も異なっている。
  永夢がゲーム中とそれ以外で性格が変わるけど、ダブルアクションゲーマ レベルXXはRがゲーム中、Lがいつもの永夢の性格を引き受けてるにゃ。
  これに関しては花家大我を永夢にぶつけようと彼をたきつけている西馬ニコが興味深い事を言っていたね。
  確か、前は一人称がボクじゃにゃかったとか……。
  ウチは一人称がボクの永夢を本来の人格と思っていたけど、もしかしたらゲーム中の人格の方が本来の人格なのかもしれない。
  永夢って二重人格にゃの?
  初めてダブルアクションゲーマーレベルXXに変身した時、意見が一致せずもめている間にゲンムやアランブラバグスターに逃げられてしまったのを見るとそう思っちゃうよね。でもボクの永夢やオレの永夢には記憶の欠落は見られない。共有しているように見える。
 それに別人のように見えるけど二重人格ものによくある既出の人格に対して正反対な要素を持っていない。
  厳密には二重人格じゃにゃい?
  ウチはそう思うな。もっともこれからそういうエピソードが出てくるのかもしれないけど。
 よく似たキャラに「ライダー大戦」に出てきた仮面ライダーWのサイクロンサイクロンとジョーカージョーカーがいるけど、あれは二人で一つの身体を持ったWをディケイドが二人に分けたものだからウチはダブルアクションゲーマーレベルXXとは異なると思ってる。
  サイクロンサイクロンとジョーカージョーカーはイレギュラーだけどダブルアクションゲーマーレベルXXはレギュラーだにゃ。その点では斬新だにゃ。
  いや、だから違うんだって……。
 ま、いいや。
 最後はダブルアクションゲーマーレベルXXの必殺技でアランブラバグスターを粉砕!
  やりすぎって自覚してるところがおかしいにゃ。
  「アギト」や「555」の頃は強化フォームがあっても必要がなければ使わなかった。でもかなり前から一度出た強化フォームは相手が格下でも使うようになっちゃったんだよね。それに対する皮肉かもね。
  これも斬新だにゃ。
  そういえばエクゼイドが貴利矢から託された爆走バイクガシャットを使うシーンがあったけど、惜しかったね。
  惜しい?
  何故かいきなりバイクが出てきてるでしょ?
  そういえば変だにゃ。仮面ライダーレーザーってレベル2でバイクに変身するのに。
  他の仮面ライダーレーザー以外が使う場合はバイクを召喚するのかもしれないけどね。残念だなぁ。ウチはてっきりダブルアクションゲーマーレベルXXに変身して一方がバイクになり、一方がそれに乗るんだと思ってたんだ。そのためのダブルアクションゲーマーレベルXXだとも思ってた。
  にゃるほど。それにゃら後でさらなる強化フォームが出てきてもダブルアクションゲーマーレベルXXは使い道があるから出続けられるにゃ。
  去年の「旧装備救済回!? 『仮面ライダーゴースト』第38話『復活! 英雄の魂!』」でもいったけど、強化フォームが出たらその前のフォームは実質お役御免になっちゃうからね。
  もったいにゃかったにゃあ。

  惜しいといえば今回に限った事じゃないけど話の展開が強引というか雑というか。
 最初は貴利矢の仇を討つか、患者を救うためにバグスターを倒すかで意見が割れていたけど最後は共闘してバグスターを倒し、ゲンムを圧倒した。
  よかったじゃにゃいか。
  それで終わるのはいいのよ。ただそれに至る過程が弱くないかってウチはいってるの。前回、貴利矢の死を引きずって冷静さを欠いていたのに、今回は飛彩を説得する程冷静さを取り戻している。医師の使命感だけじゃ弱いと思うんだよね。何かもう一つエピソードを挟んで欲しかったな。
  あたしが惜しいと思うのは予告だにゃ。
  予告?
  花家大我が永夢の血を採取してたにゃ。
  ああ、ダブルアクションゲーマーレベルXXは明らかに異常だからね。当然じゃない?
  永夢の血液に何があるのかにゃ? って思ってたら予告で永夢はゲーム病ってネタバレしてたにゃ。
  あー、確かにあれはやめてほしかったな~。観てみたら違ってましたって
可能性はあるけどさ。

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案外今の子供達にはかえって新鮮かも 「仮面ライダーエグゼイド」第1話「I'm a 仮面ライダー」

 豊橋ミケ(以下猫) ついに「仮面ライダーエグゼイド」が始まったにゃ。デフォルメ体型のレベル1から見慣れた体型のレベル2に二段変身するにゃ!
 九条小夜子(以下九) 21世紀の「ビーロボカブタック」ね。
  「超力ロボガラット」かもしれにゃいにゃ。
 「カブタック」辺りはさんざんいわれてると思うけど、「ガラット」はあんまりないような気がするな。
  30年近く前の番組だからにゃあ……。
  ネタかぶりを覚悟してこれだけはいっておきたいって事はいったからウチはもういいや。
  おいおい!
  うそうそ。

 正直「ゴースト」の劇場版で初めて見た時はゲッ、何あれ? って思ったよ。
  瞳があるんだもんにゃあ。
  ゲームがモチーフって事を考えると間違ったデザインではないんだけどねぇ。
  そのゲームだけど、感覚が古くにゃい?
  あ、ミケもそう思った? ウチさ、主人公の永夢が携帯ゲーム機に没頭している冒頭シーンに違和感を抱いたんだ。だって今のゲームの主流って携帯ゲーム機じゃなくてスマホのソーシャルゲームだよね。
  夏にブームににゃった「ポケモンGO」もメインはスマホだったにゃ。
  携帯ゲーム機が絶滅したわけじゃないけど、今、あんまり見ないよね。今の子供達に馴染み深いものじゃないんじゃないかな?
  子供に馴染み深いといえばむしろガンバライドとかの筐体の方かもしれにゃいにゃ。
  話を進めるうえでPCや据え置きハードのゲームじゃ都合が悪いっていうのはわかる。じゃあ何故現在の主流であるスマホにしなかったんだろう?
  スマホじゃ子供には手が届かにゃいからじゃにゃいかにゃ。
  それじゃ平成ライダーの乗り物は皆自転車になっちゃうよ。それに携帯ゲーム機だってそうそう子供に買い与えられるものじゃないんじゃない?
  スマホじゃいけにゃい理由かぁ……。
  ゲームの描写も古いよね。
  幻夢コーポレーションが5年もかけて作ったゲームがマリオもどきだもんにゃあ。
  エグゼイドの演出もかなりマリオに倣ったものになっているよね。正直今時マリオはないんじゃないのって気がする。バンダイがスポンサーなんだからスタッフは他にゲームを知らないって事はないと思うし。
  わかりやすさ優先かにゃ。
  子供の親だってゲームを知らないわけじゃないって思うけど。30代後半から20代後半と仮定してもスーパーマリオより後の世代だよ。知らないどころかもう珍しくはない世代じゃない?
  特撮的に見栄えがするからかにゃ?
  だといいけど。

 主人公の永夢、研修中とはいえとても医師とは思えない。
 身体だけ治しても意味が無いとかやりたいゲームができないストレスとか一見もっともな事を言ってるけど、何故倒れたのかわからない患者をゲームのイベント会場に連れ出すなんて非常識だよ。さらに明日那に少年にはオペが必要だと言われても意外そうな顔で見るだけ。担当医なんだから否定するなり説明を求めるなりしろよ!
  ま、実際にはバグスターウイルスに感染してたんだけどにゃ。
  確かに明日那は嘘をついてはいない。でもその時の永夢はバグスターウイルスなんて知らなかったんだ。突然現れた部外者にオペが必要と言われて愕然とするだけなんてありえないだろ。
  明日那の言うオペって仮面ライダーに変身してバグスターウイルスを患者から分離することだったにゃ。
  そのために天才ゲーマーMを探すといってゲームのイベント会場に行く。
ゲーマーだからきっと来ているはずっていうのも凄いが、明日那はMの名前も顔も知らない。どうやって探すつもりだったんだ?
  大声で呼ぶ?
  すっげー迷惑! 仮に館内放送でアナウンスしてもらったとしてもMにとって明日那は赤の他人。普通は名乗り出たりしないよね。
 幸いイベント会場には患者もMである永夢もいたから大事には至らなかったけど。
 バグスターウイルスだけで発症初期はミートボールが連なったような巨大な怪物。この怪物から患者を分離するのがレベル1の力。
 ミートボール状怪物、CGで描かれているんだけど、これがいかにもなCGで重量感とか力感が全く感じられない。
  まあ予算ってものがあるから。
  それはわかってる。でも重量感や力感を感じさせるような演出が放棄されてるんだ。
 エグゼイドレベル1が怪物の拳をガシャコンブレイカーで受け止めた後、ボールを打ち返すみたいに払っちゃうんだ。これ、すぐに払うんじゃなくて、一瞬でもいいから重みを受け止める仕草を入れるだけでも随分違ってくると思うんだよ。
  分離した後のバグスターはよかったにゃ。
  うん、確かにデザインはよかった。
 延々と文句ばかり並べちゃったけど、「仮面ライダーエグゼイド」、これから一年、頑張ってくださいね。


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円谷さん、「ウルトラ6兄弟対怪獣軍団」の解禁、お願いします!? 「バンダイウルトラマンフェスティバル2016」

 九条小夜子(以下九) さて、今回は毎年恒例のウルトラマンフェスティバルのお話でーっす!!
 豊橋ミケ(以下猫) 今日が最終日だにゃ!
  ……。
  小夜ちゃんはいつもこうだにゃ。
  言葉は美しいけれど?
  あたしはイデ隊員か!
  8月26日の レジェンドナイトで見た時は激太りしててびっくりしたよ。
  「マックス」の時も太ったにゃあ~って思ったけど……。
  ネタで服の下に詰め物してるのかって思ったもんね。
  ごまかすんじゃにゃいにゃ!
  ……東京国際映画祭よりはマシだと思うよ。
  確かに翌年の正月よりは最終日当日の方がマシだにゃあ。
  ……。
  ……小夜ちゃん、今回のウルフェスで一番印象的だったのは何かにゃ?
  ソフビと昨年に続いての大ジオラマだね。
  ソフビ? ウルフェスの限定品かにゃ?
  そうじゃないよ。昔の怪獣ソフビが陳列してあったじゃyない。
  ああ、思い出したにゃ。小夜ちゃん、ガラスに顔を近づけて観てたにゃ。
  店頭からはとっくに消え去り、今では手に入らないレアなソフビ揃いだったんだもん。そりゃ少しでも近くで見たいって思うよ。
 例えば下の写真を見て。

 メルバ、ゴルザ、ドレンゲラン(ソフビ)

  ゴルザとメルバだにゃ。サイズは小さくにゃっちゃったけど今でも売ってるにゃ。
  違う違う、右のヤツよ! 「ウルトラマンネオス」のドレンゲラン。
 「ウルトラマンネオス」って企画自体は「ティガ」よりも先だったの。で、パイロット版が作られたんだけど、放送されなかった。だからウチも観ていない。ドレンゲランはそのパイロット版に登場した怪獣なのよ。
  子供どころか親御さんにもわからにゃいにゃ。
  知名度は無いに等しいからね、しょうがない。ウチだってドレンゲランのソフビがあるなんて知らなかったんだよ。初めて見たな~。
 次にレアなのが海外版ウルトラマンの怪獣達。

 コダラー、バイオス、デガンジャ(ソフビ) サイコバルタン星人(ソフビ)

  左のは知らない怪獣ばっかりだにゃ。
  え、そう? ミケだって「ウルトラマンG」は観ているはずだけど……。左からコダラー、バイオス、デガンジャ。「ウルトラマンG」に出た怪獣だよ。
 「ウルトラマンG」はオーストラリアとの合作で、怪獣デザインと脚本は日本って事になってるけど、オーストラリア側が結構変更しちゃってるからかなりの部分をオーストラリアが制作したんだ。そういえば今年ブルーレイBOXが出たね。

 

 その隣は……。
  あれにゃら知ってるにゃ。「ウルトラマンパワード」のバルタン星人だにゃ。
  ブッブー、はずれ~。
  いや、間違っては……。
  ミケ、頭をよく見て。
  頭? あれ、何かムニュッって出てるにゃ!
  そう。あれは最終回にちょっとだけ登場したサイコバルタン星人だよ。パワード版バルタン星人の支配者っていわれてるけど、劇中じゃそうは見えない。だって登場シーンが1分にも満たないんだもん。ソフビじゃ羽を開いているけど、劇中にはそんなシーンは無い。それどころか全身すら映ってない。
 ちなみに「ウルトラマンパワード」は「G」同様海外で制作されたウルトラマンだよ。
  それもアメリカだにゃ。
  これまたブルーレイBOXが出てる。

 

  売れるかにゃあ。肝心な怪獣がよたよたと動いて迫力にゃいし。
  そこなんだよね……。実はウチ、「パワード」好きなんだけどそれがあるから擁護できないんだよな~。でも怪獣のデザインはいい。デザインだけはいい。
  だけって……。
  「パワード」の怪獣のソフビも再販してくれないかな~。今、「シン・ゴジラ」が大ヒットしてるからさ、「シン・ゴジラ」の前田真宏がデザインしたウルトラ怪獣っていえば売れるんじゃないかな~。ね、バンダイさん。
  「オーブ」に出にゃいから無理にゃ。
  珍しいといえば「ガイア」のXサバーガ。「ガイア」は観ていたけど、Xサバーガがソフビになっていたなんて知らなかったよ。

 Xサバーガとコッヴ

  昔のソフビは大きかったんだにゃあ。
  「ギンガ」の放送開始から今のサイズになったんだよね。
 Xサバーガ同様ソフビが出ていたって知らなかったのがドドンゴ。

 ドドンゴ(ソフビ)

 大サイズの末期にあたるといっていいのが「ウルトラマンサーガ」のハイパーゼットン。

 ハイパーゼットンイマーゴとギガント(ソフビ)

 イマーゴは今でも売ってるけど、背中の翼(?)は付いてないでしょ。
  ノスフェルとラフレイアも珍しいにゃ。

 ノスフェルとラフレイア(ソフビ)

  「ネクサス」のスペースビーストだね。ノスフェルはともかくラフレイアってそんなに活躍してなかったんだけどな~。でも「ネクサス」放送時はペドレオンまでソフビになってたからな~。人気じゃなかったんだろうな。

 転倒しているバルタン星人(ソフビ)

  バルタン星人倒れてるにゃ。
  そうなんだよね。他にも「コスモス」のギギとかが倒れていた。滅多に見られないソフビなんだから早めに直してほしいよね。
 展示されているのは90年以降に発売されたソフビだけど、例外と思えるのがムカデンダーとアリブンタ。

 ムカデンダーとアリブンタ(ソフビ)

 アリブンタは「ウルトラビクトリーファイト」で再登場するまで忘れられていた感があって、平成以降はソフビ化されなかったし、ムカデンダーは「メビウス」に登場したけど、その頃のソフビと違って塗装がかなり簡略化されてる。

 グローザム、エンペラ星人、デスレム(ソフビ)

  塗装にかける手間がデスレムとは雲泥の差だにゃ。
  でしょ? おそらく昭和の頃に売られていたソフビだと思う。
  何でこの二体だけ?
  さぁ、わからない。たまたまあったから展示したのかなぁ。


 さて、次は昨年好評だったのを受けてか今年もやってくれた大ジオラマだよ。
  昨年と比べると面積は半分くらいににゃっちゃったにゃ。
  まず目につくのはウルトラマンティガとゴーグアントラー。

 ウルトラマンティガ対ゴーグアントラー

  春の映画の再現だにゃ。
  背景は全然違うけどね。
 その横がエクシードXとガーゴルゴン。

 エクシードX対ガーゴルゴン

  アリブンタとビクトリーナイトの組み合わせはわかるにゃ。でも何故アグルV2?

 怪獣が暴れているのに信号待ちをしている人が!

  映像作品にこだわるならウルトラマンヒカリだよねぇ。もしかして間違えた?
  この写真、よく見ると怪獣が暴れてるのにのん気に信号待ちしてる人がいて、おかしいにゃ。
 のん気といえば後で気づいたんだけど、これ、角度のせいかにゃ、ロベルガー2世と戦ってるメビウス、サーガをギンガストリウムが野次馬みたいに眺めてるように見えるんだよにゃ。

 メビウス、サーガ対ロベルガー2世

  「先輩達頑張ってるなぁ」って声が聞こえてきそう。
 最後はそのギンガストリウムがビクトルギエルをウルトランスで貫いている。

 ギンガストリウム対ビクトルギエル

  「S」最終回を模して胸のビクトリウム・キャノンを壊してるにゃ。
  それやったのはビクトリーなんだけどね。
 去年同様ミニチュアの作り込みは見事としかいいようがない。
 コンビニ店内の作り込みは去年以上かも。

 コンビニ店内

 瓦礫

 ロベルガー2世の前の歩道橋では野次馬をただ立たせるのではなく、驚愕のポーズをとらせているし、倒れた人を開放している人のフィギュアを置くなど芸が細かい。
 他にもウルトラ警備隊のポインターまで用意してあるんだよ。

 ポインターと科特隊員

  でも小夜ちゃん、隣にいるのはウルトラ警備隊じゃにゃくて科学特捜隊の人だにゃ。科特隊といえばサーガやの前のビルの屋上にもいるんだけど武器を持ってるわけでもにゃいし、よく見るとあさっての方を向いてるにゃ。

 屋上の科特隊員

  うっ……正直、ウチも何やってんだ、こいつら? って思ったよ……。
 それに一番の問題と比べたら些細な事だよ。
  去年に比べると規模が小さくにゃったにゃ。
  それはしかたないんじゃない? ウチはやってくれただけでも嬉しいよ。そうじゃなくて、最大の問題はこれ!

 大ディオラマ全景

 写真だとわかりにくいかもしれないけど、今年の大ジオラマって通路にあるんだよ!
  去年は部屋を用意してたのににゃあ。
  狭くてもいいから部屋を用意してほしかったなぁ。撮影したい人は歩行者の邪魔にならないよう気を使わなきゃならない。だから撮影できないってわけじゃないけどさ、できれば気にせずに撮影したいじゃない。
 来年も是非やってほしい。だけどやってくれればそれでいいってわけじゃない。歩行者、撮影したい人双方が気を使わなくてすむよう配慮してほしいな。


  ウルフェスといえばライブステージだにゃ。
  今年も二部構成。第一部はバルタン星人の地球侵略にオーブや歴代ウルトラマンが立ち向かうって話だけど、何と黒幕がMCのお姉さんというサプライズが!

 実は黒幕だったMCのお姉さん

  サプライズってそこ?
  第二部はバット星人が作った究極のゼットン、宇宙恐魔人ゼット率いるゼットン軍団との戦い。

 マガゼットンとゼットン

 撮影用とアトラク用……じゃなかったマガゼットンとゼットンの違いがわかるね!
  マガゼットンの方が一まわり大きいんだにゃ。
  TVで見た時はそれほど大きいとは思わなかったんだけどねぇ。
 角も撮……マガゼットンの方が硬そうだね。
 昨年はステージの上に壇を設け、立体的な演出をしたけど、今年は壇を二段にしてさらに立体的な舞台になった。それはいいんだけど、この演出をするなら巨大着ぐるみは出さない方がいいと思うんだ。
  壇が二段になった分、一つ一つは狭くにゃったからにゃあ。
  そう、巨大着ぐるみの尻尾がはみ出しちゃってた。ウチ、ステージから落ちちゃうんじゃないかってハラハラしながら見てたもん。

 ステージいっぱいのグランドキングスペクター

  ウルトラマンじゃにゃくて怪獣の心配してどうするにゃ。とはいえあれじゃ動きにくいよにゃあ。


  次はお土産の話。
 数年前から福島県の人気酒造って会社がブースを出してるんだ。

 人気酒造ブース

  酒造っていうからにはお酒だにゃ。
  まあね、でも皆が皆家族連れってわけじゃない。おおきなおともだちも結構いるからね。場違いって感じじではない。
 ウルフェスで売ってる商品の売り上げの一部はウルトラマン基金に寄付されるんだ。
 で、管理人へのお土産に買ったのがこれ。

 人気酒造のお酒

 「ピグモンの泡酒」以外のパッケージは遊び心のあるペッケージになってるんだ。

 赤ワインと白ワインの箱の側面1 赤ワインと白ワインの箱の側面2

  一方は人間のソムリエが客にワインを勧めている写真だにゃ。それをもう一方でメフィラス星人やジャミラで再現してるんだにゃ。
 ん、ジャミラ? 飲めるのかにゃ?
  水とワインは違うから大丈夫なんじゃない?
  屁理屈だにゃ。
 こっちは芋焼酎のパッケージだにゃ。

 芋焼酎の箱の側面1 芋焼酎の箱の側面2

  意匠はワインと同じだね。
  芋の収穫から焼酎にするまでの工程をエレキングとピット星人が……。
  エレキング何もしてねえ!
  次は全年齢向けのお土産だよ。
 ウルトラシリーズ50周年を記念して全ウルトラシリーズの主題歌を集めた「ウルトラマン 主題歌大全集 1966-2016」。

 「ウルトラマン主題歌大全集1966-2016」001

  小夜ちゃん、それにゃら45周年の時も買ったじゃにゃいか~。
  いや、今度のは45周年の時のヤツには入ってない曲がたくさん入ってるんだよ。
  そりゃ45周年の時は「ウルトラマン列伝」はにゃかったもんにゃ。
  45周年と50周年の間を埋めてるだけじゃないんだよ。例えば45周年の時には「ウルトラマンネクサス」の主題歌は1stOPの「英雄」しか収録されてなかった。50周年版には2ndOPの「青い果実」だけじゃなく45周年には無かったEDの歌まで収録されてるんだ。それも3曲とも。実はウチ、「英雄」以外はTVサイズしか聴いたことなかったんだよね。10年以上経って初めて他の主題歌をフルで聴いたんだ。
 他にも45周年版では一切触れられていなかった「ULTRASEVEN X」やオリジナルビデオ版の「ウルトラセブン1999最終章6部作」の主題歌も入ってるんだよ~。
  どっちもウルトラセブンだにゃ。
  それだけじゃない。何と50周年版にはV6が歌った「ウルトラマンティガ」の主題歌「TAKE ME HIGHER」が入ってるんだ。
  劇場版以来だにゃ。
  そうなんだよ。権利問題なのか、今までの主題歌集には入ってなかったのに何でだろう? 50周年記念のご祝儀かな。
 そして一番凄いのは「ぼくらのウルトラマン」!
  ささきいさおが歌った曲だにゃ。にゃんというか……典型的なヒーローソングだにゃあ。
  まあ確かに名曲とはいい難い。でもね、これ、幻の曲だったんだよ。何故ってこの曲はタイのチャイヨープロダクションとのトラブルのために封印されてしまった「ウルトラ6兄弟対怪獣軍団」の日本版主題歌なんだから。
  えっ、それは凄い……凄いけど地味だにゃ。
  チャイヨープロダクションとのトラブルについてはルポライターの安藤健二の「封印作品の憂鬱」に詳しく書かれているので興味がある人はそちらをどうぞ。

 

  50周年記念のご祝儀というにはハードルが高すぎるにゃ。
  ウチもそう思う。でもチャイヨープロダクションと和解したって話は聞いたことがない。
  でも何か進展があったのかもしれにゃいにゃ。
  無責任な噂すら聞いたことが無いんだけどなぁ。
 ちょっと調べてみたんだけど、トラブルの大本である海外での使用権は98年にバンダイに売却、08年にユーエム社に譲渡されてるんだ。
  ちょっと待つにゃ。バンダイに売った権利をどうしてユーエム社に譲渡できるんだにゃ。
  98年の契約は円谷プロとチャイヨーとの争いにバンダイを巻き込まないためのものであり、バンダイに売った権利は配給権、広告権及び商業上の目的のために複成する権利であって、制作権、複製権、著作権、商標権とこの四つの権利を第三者に譲渡する権利は別って事なんだって。
  よ、よくわからにゃいにゃ。
  ウチだって完璧に理解しているわけじゃないよ。
 過去に訴訟費用が馬鹿にならないってことで円谷プロから和解を試みた事があったけど、全て失敗しているし、ウチの知る限りチャイヨーとの関係改善につながりそうな話はないね。
  じゃあ何で主題歌だけ解禁されたのかにゃあ?
  さぁ……、皆目見当がつかない。でも主題歌だけでも陽の目を見るようになったのはいい事だと思うよ。今までは文字通りタブーでオフィシャルな場では名前も出なかったんだから。
  映像作品も解禁されるかにゃ?
  その可能性、ウチは低いと思う。でも「ウルトラ6兄弟対怪獣軍団」って映画がある事を円谷プロが隠さなくなったんだからゼロではなくなったんじゃない?
  もう一つ訊いていい? 小夜ちゃん、何でサンシャイン前のウルトラマン像の写真撮ってたんだにゃ。
  ああ、あれね。ウルフェスをやってる間、会場の池袋サンシャイン前にウルトラマン像が設置されてるんだよね。
  そうそう。でも小夜ちゃん、それを階段側から撮ってたにゃ。あれじゃ後頭部と肩の裏しか写らにゃいにゃ。
  理由はこれ。

 ウルトラマンの背中

 そろそろ塗りなおした方がいいんじゃないかな~。

 


テーマ : ウルトラマンシリーズ
ジャンル : テレビ・ラジオ

tag : ウルトラマン ソフビ ジオラマ ウルフェス シン・ゴジラ

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